大分県日出町は22日、観光素材や食を紹介するイベント「HIJI TOURISM FAIR」を東京・銀座の坐来大分で開催した。観光関係者や
メディアら約40人が参加。日出町関係者が別府湾の海景や地元で取れるブランド魚「城下かれい」など地元食材や自然などを首都圏でPRし、東京からの誘客を推進する。
冒頭、日出町の本田博文町長=写真=が「別府市の東隣に位置し、2万8500人の町は湧水と別府湾を望む海景に育まれた城下町がある。水は、ペットボトルの水が蛇口から出ているかのようにおいしい。将軍への献上品であった城下かれいや甘みが高い塩トマトなど、日出町でおいしい食、観光を楽しんでもらいたい」とあいさつした。
イベントでは、日出町関係者が観光コンテンツとして「ベテランガイドとあるく城址ツアー」「着物を着てゆるり城址散歩」「人間魚雷『回天』大神訓練基地跡」「大神漁港から出発する漁船クルーズ」などを紹介した。漁船クルーズを運営する大分県漁業協同組合の中山公夫氏は「大神漁港では毎週日曜と祝日、水曜日(不定休)を除き毎朝市場を開いている。漁協も力を合わせて観光誘客に取り組んでいる。船から鶴見岳などの山々、波穏やかな別府湾、温泉地からの湯けむりなど、とっておきの景色と城下かれいなど食を楽しんでほしい」と来訪を呼び掛けた。
このほか、地元竹工芸作家による竹楽器による演奏などが行われた。
日出町は国東半島の付け根に位置し、大分空港から車で約30分、東京からは飛行機を含めて約3時間で行くことができる。
本田町長